2.1 創建と歴史の背景
今宮戎神社(いまみやえびすじんじゃ)は、推古天皇8年(西暦600年頃)に聖徳太子の命により建立されたと伝わります。
古くから大阪の人々に親しまれ、江戸時代には「天下の台所」と呼ばれる商業都市・大坂の中心で、多くの商人や職人たちから信仰を集めました。
また、今宮戎神社は「西宮神社(兵庫県)」「京都ゑびす神社(京都市)」と並び、日本三大えびすのひとつに数えられています。歴史的にも全国の「えびす信仰」を支える重要な存在といえるでしょう。
平日1万円以下の宿泊プラン多数[ゆめやど]2.2 ご祭神(えびす大神を中心に)
今宮戎神社の主祭神は 事代主命(ことしろぬしのみこと)、すなわち「えびす大神」です。
えびす様は「七福神」の一柱としても知られ、右手に釣り竿、左手に鯛を抱える姿で表されます。海の神でありながら、商売繁盛・金運上昇の神様として広く信仰されています。

また、今宮戎神社では以下の神々も祀られています:
・天照大神(あまてらすおおみかみ): 日本の総氏神、太陽神
・素戔嗚尊(すさのおのみこと) : 厄除け・疫病退散の神
・大国主命(おおくにぬしのみこと) : 縁結び・国造りの神
・月読命(つくよみのみこと) : 月の神
これら五柱を合わせて祀ることで、商売繁盛だけでなく「縁結び」「家内安全」「健康」「厄除け」など幅広いご利益が授かれるとされています。
2.3 「えべっさん」と呼ばれる理由
関西地方では「えびす様」のことを親しみを込めて「えべっさん」と呼びます。特に大阪の人々にとって、えべっさんは商売繁盛の象徴。
十日戎(とおかえびす)の掛け声「商売繁盛で笹持ってこい!」は全国的にも有名で、このフレーズから「えべっさん=今宮戎神社」というイメージが強く根付いています。
さらに、えべっさんは「陽気で福を招く神様」とされるため、敷居が低く親しみやすいのも特徴です。今宮戎神社の参拝者は観光客だけでなく、地元の商人や経営者、学生、主婦など幅広い層に及びます。
2.4 今宮戎神社の魅力と特色
今宮戎神社の最大の魅力は、やはり「十日戎」の賑わいです。毎年1月9日から11日の三日間、境内には100万人以上の参拝者が訪れ、福娘から福笹や縁起物を授かる光景は圧巻です。
そのほかにも、今宮戎神社には次のような魅力があります:
・福娘の存在 : 毎年選出される福娘が授ける笹は特別な福を呼ぶとされる
・御朱印 : 十日戎をはじめ年間を通して授与可能で、参拝記念に人気
・アクセスの良さ : 南海「今宮戎駅」から徒歩すぐ、地下鉄「恵美須町駅」や「大国町駅」からも近く、観光と合わせて訪れやすい
・ご利益の多様さ : 商売繁盛だけでなく、縁結び・健康・厄除けなど幅広い願いに対応
大阪観光の中心地・難波や新世界からもアクセスしやすいため、観光客にとっても立ち寄りやすい神社といえるでしょう。